華々の愛の結晶の日々

飼い猫の憂鬱と幸福

一夜明けて

もしかして私、10日間、わりと自由⁈

…という思考に変わって来た。

 

久しぶりに、朝のTV番組を多嘉良と観た。

コロナが、また大変なことになっている。

 

多嘉良は、紅茶を飲みながら

何かの書類を書いている。

万年筆をクルクル回している。

万年筆を、ペン回しするとは。

が、落とさない。

 

 

この状況下で、なぜ出張なのよーーー!

専務、クソバカ男じゃん。

 

しかも、地元でおとなしくしていても

社内でコロナが出たら、私の付き添いで

病院に出入りしている多嘉良からだ、と

言ってるらしい。

 

キーッ‼︎

 

私「私が本気になったら、あの人、生きてないよ」

多「おいおい、呪うなよ」

私「違うわよ。今までの所業で決まるんだよ。

人を傷付けて、のし上がった地位なんじゃん。私はお祈りしてるだけよ。

梯子を取るのは、神様なんだよ」

 

それにしても、専務の言い分はめちゃくちゃ。

 

 

出張は、業績を伸ばすことには繋がるので

社員さんにボーナスを多く出したり出来る。

 

簡単に言うと、

直に品物(輸入してるもの、加工しているもの)を見せたり、説明したり、交渉したり

なんだろうけど。

電話やメールや、チャットでは埒が明かないような。主に交渉だと思う。

 

上の立場の者が行きますよ、というパフォーマンス感もアリ。

対外的にも、社内でも。

 

専務は、交渉は大得意。多嘉良も大得意。

社長は知らんけど。

多嘉良が出張を断ったり、専務より成果を出せなければ、大都市回って数字上げられないなんて無能、と烙印を押される。

 

出張を断れば、部下の方々が犠牲になる。

コロナが猛威をふるっている地域に、出張させることになる。

成果がなければ、やっぱり直属の上役の多嘉良が無能、と言われることになる。

 

多嘉良は、部下は大事にするスタンス。

特に大事にしている部下の男性の奥様が、

今、お腹に赤ちゃんがいる状態。

家を空けるのも心配だろうし、コロナを持ち込んでも嫌だよね。

 

多嘉良は、安全だとわかっているので行く。

それから、婉曲的に(そうでもないけど)

バトルを仕掛けられているわけで、

うーん。受けて立っちゃうよね。

 

男って、バッカみた〜い、と思ってしまうけど。

多嘉良から見たら、専務は同等ではないので

単純に、自分が面倒事を引き受けて

他の人を守ろうとしているんだね。

 

多嘉良は、そういうところがある。

火の粉を火の粉と思っていないから、人の盾になる。

 

だいたい北海道内のほうが、回る場所が

多嘉良よりも多いから、

専務が利益を出すのは、当たり前。

出来レース感あり。

 

多嘉良が前、ハルビンに行っていたのは

あっちに加工している工場があるから。

台湾や香港にもある。

さすがに、あの辺りに出張ってのは

しばらくないだろうけど。

 

娘に朝一で、パパの出張について教えたら

「ふーん。ママのお世話、たいへんだなぁ」

だって。

全然、さびしがってないし。

 

私、どうせ家から出ないから

多嘉良実家じゃなく、家にいようかな。

娘の学校・学童の送迎は、お父さんお母さんに

頼らないといけないけど。

 

あとは、ゴミ捨てに行く為、敷地内を散歩する

くらい?

 

10日間だから、日曜日は教会に行けるな。

 

多嘉良実家が、窮屈というわけではないの。

好きなことしてていい、って感じだし。

家事を手伝おうとすると、寝てなさいって感じ。

 

多嘉良実家近辺を散歩、は厳しいわ。

なぜなら、ちょっと話したことが

変な噂になったりするから。

 

多嘉良に対して

「○○さんの息子さんはずっと優秀だったのに、結婚してすぐ離婚して、変わり者のあの学生時代の子と再婚した」などなど、

色々言っているらしい。ご近所の方々が。

 

まあ、しょうがないよね。

明らかに変な化け猫を、昔から連れて歩いてたわけだから。

えええー、アレと結局、結婚したん?って感じね。

 

多嘉良が恥ずかしくないように、

黙ーって生きていこう。表向き。