華々の愛の結晶の日々

飼い猫の憂鬱と幸福

読書day

今日は体調が微妙なので、

ゴロゴロしつつ、読書。

音楽を聴いたり。

映画をちらちらと観ては、眠り。

精神世界に沈ム…

 

f:id:hanahananeko:20201205220928j:image

谷崎文学を、気色悪いと言う人もいるけど、

妄想や理想を、美しい完成した文章で表せる人は、なかなかいない。

だから、芸術なんだね。

 

当時の、貞淑であることを求められていた

不自由な時代の女性で、

それに疑問を抱いていたら、…

救いがあると思う。

 

つまり、厳しいお家で育った女性が、

何らか感じ入るものがある気もする。

現代だと、ね。

 

ただ、ひたすらにくどいので、食傷気味になる。この執念、しつこさが好きな人には、

たまらんかも知れない。

 

谷崎作品の「悪魔」など、フェチの話は

もっと無理、という意見もあるけど

身近に、更に上を行く変態がいるので

全然、普通やわ…

むしろ健全なんじゃないか⁇

と思ってしまう私は、麻痺中。

 

「鍵」は、けっこう好きだったな。

文学で、真面目に性愛を感じたい人

には良いだろうな。

 

何にせよ、愛なわけで。

ちょっとだけ、形の違う、

表現法が異なる愛。

 

フェチは、なぜ生まれるのか。

理由がなかったりもするから、

興味ぶかい。

 

でも、私は特に男性の妄想には、あまり

関わらないようにしている。

女性の妄想(少女漫画的な)は、一応わかる。

女性の妄想内にも、タッチしないように

たまたま視えたりしないように、気をつけている。

 

妄想は怖い。怖いものもある。

それから、その人の領域なので失礼だし。

 

男性の妄想は、わけがわからんものが多い。

性の面で。

 

けっして、100パーセントそう感じてるわけじゃないんだろうけど、

女性の心身を物扱いしていたりするので、

 

出産を経験していたり、子供が女の子だと

嫌悪感が湧く。

 

女性と男性の潜在的な意識は、やっぱり

全然違う。

女性なら乗り切れるけど、男性なら精神が

狂ってしまうようなことは、ある。

 

もし出産が、男性にもあるとしたら…

産んだ瞬間に死んでしまうと思うな。

 


f:id:hanahananeko:20201205220933j:image

ピアッシング前に買って、まだ読み切ってない。

村上龍作品は、まさに呪文。

読んでて、酔う。

しかも悪酔いする。

 

虐待の回想シーンがあるので、

しかも最初辺りに出てきて、

頭がグワン、グワンと揺れる感覚になり

頭痛も始まり、中断した。

 

それから期間を空けて

少しずつ読んでるのだけど、目が回る。

 

文章で熱が出ることがあり、

金原ひとみさん、田口ランディさんの本でも

熱が出る。

 

ちなみに、多嘉良氏の文章でも熱が出る。

 

今の、この時期は

色々な作品に触れたり

色々なことを考えたり。

 

絵を描いたり。

 

感動して、泣いたり。

 

私は人の表現物が好き。

その人の人生や、心象風景、

魂が入っているものが好き。

 

光を浴びるようにして、水を飲むようにして、

自分の表現もしていきたい。

光合成のようにして。

 

ただ寝ている日々が多く、虚ろに感じることもある。生きていることを。

生きていることは、素晴らしいのに。

本当は素晴らしい生を、

忘れてしまうのが人間。

 

良くない部分、醜い部分も引っくるめて、

表現をしたい。

生きることそのものを出していきたい。

 

でも難しい。

例えば病気を全面に出したら、

これは闘病日記になる。

私は、死ぬ時や弱った状態は出したくない。

 

だから、多嘉良に

 

●月●日逝去しました という文は書かせたくない。

死は、こっちからあっちへ、ただ、ポンと

進んだだけだ。

 

更新が途絶えて、何の活動もしてないようだけど、幸せに過ごしているだろうな、

どこか、遠くで

 

という想像の余地を残したい。

死んでも、本当にその通りで

天国で、ニコニコするだけなのだから。

 

この前、多嘉良のスーツケース内を

キレイに整理して出張の用意をしていて、

写真を出そうかとしたけど、

ターチンパンツが入ってたので止めた。

 

ま、何でも表現して良いってわけでは、

なさそうね…。