華々の愛の結晶の日々

飼い猫の憂鬱と幸福

風にふくらむスカートのレースのように広がる願望

アンティークのお洋服、特にワンピースを

着たいのだけど、「お衣装」感が強くて…

 

絵画の納品の時、画廊に着て行くとか

そんな場面でしか、着られそうにない。

褒めてくださるのは、おじい様方々。

 

クラシカルな、ヴィンテージのワンピは

前に住んでたマンションで、

エレベーターでご一緒した

おじいちゃん&おばあちゃんに褒めて頂いた。

やっぱり、私の趣味は明治時代なのか。

 

骨董店で働いている時に、

「あなたは明治の人だねえ」と

お客様に言われていたので、

なんか、なんとなく古いんだろう。

何かが。センスか。

 

アンティークのお洋服は、とりあえず高価。

仕方ない。あんまり手に入らないんだから。

 

で、慣れてないとびっくりするほど

臭い場合がある。

古いものの匂いが主なんだけど、

今まで着ていた人の匂いがする。

 

ちなみに。

念の香りもする。

 

念には、香りがある。

善の念は、良い匂い。

 

ホツレなども、特殊なお直しが必要だったり

する。

基本的には作りが小さく、細身の気がする。

昔はコルセットを着けていたからなんだろうな。

 

日本の古い洋服だと、小さいのは当たり前かも。

昔の日本女性は、今よりずっと小柄だから。

 

アンティークのお洋服を扱うお店のサイトから

購入して、着てみて、

「ウッ。まじ?」くらいに窮屈な服も、

今までにあった。

3号の服を着られる状態の、病人もびっくりの

チャレンジャーなお作り。

息、しづらい。

 

あまりにも、独特の匂いがあり

クリーニングに出したら

「匂いが取れなくても気にしません」

「うっかりホツレが広がっても気にしません」的な誓約書にサインが必要だった。

それは、普通なのか……?

 

でも可愛い。

それらの面倒をさっ引いても、可愛い。

 

化け猫は、もしかしたら

たまに奇抜な格好で

あなたの目の前に現れるかもしれない。

この先お会いすることが出来たら、

よろしくお願いいたします。

 

---☆

 

似たような?願望で。

(美しいものに触れて暮らすという意味で)

 

お部屋をハーバリウム

アーティシャルフラワーで

埋め尽くして、天国みたいにしたい!

 

とターチンに行ったら

「そのまま戻って来ないということがなきように」

と言われた。

 

お花だけじゃなく、

アンティークドールや神様のお人形や、

絵でも埋め尽くしたいわ。

 

そんな願望がある限りは、生きられると思う。