センムーが現れた
多嘉良と会社に行った。
取りに行く荷物(私物)があり。
それと、多嘉良が会社に書類を持って行ったので。
私は車で待ってても良かったんだけど、
たぶんもう、7月末までの間に
私が会社に顔を出すなんて機会がない。
多嘉良は通称『ルーテシア(ケーキ店の名前)おじさん』なので、何かにつけ社員さん方に
差し入れを持って行く。
今日ももちろん持って行った。
若い人ら(スタッフの方々)にご挨拶。
え?あ?奥様??って感じの対応をされる。
ええ、ルーテシアおじさんと同い年です〜
つったら、めっちゃ笑われた。
楽しいねえ、若い人は。
それで、本当に偶然なんだけど
いやいや狙って来たっちゃそうなんだけど、
専務にたまたま、たまたまですわよ?
会ったよ。
ドラクエ風に
『センムーが現れた!』
『化け猫は様子を見ている』
という状況。
一瞬、ハッとした顔でこっちを見た専務。
私から見たら、単なるオッサン。
威張ってるオッサン。
思いっきりニカーッとして
ジーッと見上げて
「こんにちは。○○(名字)がいつもいつも
お世話になっております」
と言うたった‼︎
専務は最近、役員の一人をいじめ抜いて
文字通り、その人が精神的に潰れてしまって
多嘉良がその人の面倒を見ていたので、
私は憤慨した。
憤慨っていうか、呆れたというか。
まあ、ジロジロと見て来たけど
私はジーッと見返したね。
久しぶりに目が全開したわ。
ただのガキンチョみたいな人だ。
ジャイアンな感じ。
良く作用すれば、仲間を守るような人だろう
けど。
普段、私は猫背っぽくチョロチョロスルスルと
動いているのだけど、
背筋をピンとしておき、
お辞儀も気をつけた。
おへその下辺りで手を揃えて重ねて、腰から
上品に曲げるってのをやっといた。
(秘書検定受けた時のマナー)
が、服装はわりと、ふざけていた。
服はいつも通り。
あ、一応多嘉良が買って来た服なので
清楚系かも知れん。
白いブラウスとミモレ丈のスカート。
に、占い師的ガウン。⇦台無し?
専務…
今のまんまじゃいけないよ。
神様に叱られるのだから。
それにしても、夏っぽい天気。
2017年の今ごろ、舘で楽しく過ごしていた時期を思い出す。
友達…だったのだよな。多嘉良。
今ではすっかり夫だし、そもそも、
時間をずーっと巻き戻して考えたら、
長く一緒にいるべき人だったのだけど。
人の縁は不思議だ。
ミーさんは今、絶賛二股中。
もう書いちゃう、あのバカ男。
で、ミーさんの新奥さんが
私に色々相談して来てる。
この前会った時、話しやすいと思ってくれた
様子。
もー。何これ。ミーさんが悪いんだわ。
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22時半〜
23時〜
23時半〜
です。
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