朝の会話
朝、多嘉良がニュースを観ていた。
車の盗難の話題。
大切にしている車を、盗まれたかたが気の毒で
…
護符を書いた。
その人に。
別に頼まれてないけど。
早く車が見つかるように。
盗んだ人に天罰があるように。
「一生悪夢を見続ける罰にしよう」
と私がブツブツ言っていたら、
「…」
と見守るターチン。
ステアリング(ハンドル)ロックが有効なようで、一応注文した。
1万円くらいだった。
スマートキーを何ちゃらして盗む方法は、
自宅だと防げるはずなんだけど。
外出中は怖いね。
アラームとGPSはついてるそうで、
駐車監視機能はあるけど、
念には念を、と。
タイヤロックは手間がかかるみたい。
というか、外国の窃盗団って
何してでも持ってくようなので、
怖いにゃー。
ということで、我が家の車の運転席には
駐車時、凄みのあるアンティークドールを
座らせて、護符を持たせることにしようか
と思う。
魔力は万国共通。
感じる人は見てすぐ、寒気がするはず。
何かしたら呪います。的なやつ。
最強の防犯対策を。
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ドールといえば、
急に小さい時に持っていたマリオの人形を
思い出して、また欲しいなー
と思った。
昔のUFOキャッチャーにあったやつ。
オークションなど見ても、見当たらない。
多嘉良に話したら、
「小学生の時にぬいぐるみで遊んだことを
思い出した」って言う。
へー、多嘉良も遊んだのか?
と思い、聞いてみたら
近所に住んでた女の子が、ぬいぐるみを
腐るほど持ってて
小2の時に一緒に遊んだそう。
私「ぬいぐるみでどうやって遊んだの?」
多「原始的に投げ落として」
私「え、それは遊びなの?かわいそうじゃん」
多「ぬいぐるみに意識はない」
私「あるもん。かわいそう」
多「そしてぬいぐるみで手術の練習を」
私「ヒィぃぃぃ」
子供って、残酷な一面があるよね。