華々の愛の結晶の日々

飼い猫の憂鬱と幸福

娘のピアノの発表会

頑張って見に行った。



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多嘉良のお母さんとの

連弾は、くるみ割人形の一節から

金平糖の精のおどり』
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ソロは

シュモールの『ポロネーズ

 

途中、多嘉良と車で休んだり、

お昼ご飯を多嘉良の実家で食べたり。

 

五穀米のご飯、お味噌汁、湯豆腐、

ほうれん草のゴマ和え、ひじき煮、

鯖の味噌煮。

 

五穀米をパクパク食べたら、

「きゃー、お父さん、華ちゃんがご飯食べてるわ!」

と、お母さんが言っていた。

 

お父さんも

「おお、大したもんだ」なんて言ってる。

ご飯食べただけで、褒められる化け猫。

 

ホッカイロを7つ持っていた。

コートの両ポッケに、貼らないタイプ。

靴の中敷きに、足用のホッカイロ。

背中〜腰に貼るやつ1枚。

お腹に2枚。

 

だんだんだんだん、みるみる具合が悪化。

最後は、多嘉良に引きずられて帰宅。

症状は、目眩とだるさ。

 

 

多嘉良は、お花をステージに運んだり

受付したり。

後半の出演者ごとに、椅子の調整をしたり

楽譜をめくる役をしたり大活躍。

 

楽譜をめくる役が必要なのは、

高校生や大学生、ピアノ講師の方々。

(長い曲を弾く方々)

女子大生、多嘉良が隣に控えてガン見してたら

緊張するんじゃないかしら…

と思って見ていた。

 

案の定、2人くらい緊張の面持ち。

間違えてたけど、多嘉良が原因かどうかは、

さておき。

 

ピアノ講師のかたで、ベートーヴェン

月光第3楽章を弾く予定だったのに、

発熱で欠席。

 

多嘉良に「代わりに弾いてきたら?」と

言った。すごく難しい曲だけど、

多嘉良は暗譜してるはず。

前、病院のピアノで弾いてくれた。

しかも、けっこう速弾きだった。

 

「いやいや、いくら俺様でもリハなしで

ぶっつけで弾けるか」

みたいな言い訳をしている。

ま…腱鞘炎だしね。

 

でも、最近、会社を辞めて

私の看護に専念しようか迷っている多嘉良に

 

「もし会社を辞めたら、私のことだけ気にするんじゃなくて、実家でピアノ講師すれば?

小さい子を、長く教えていけば良いじゃない。

多嘉良に教わる子、幸せだと思うよ」

 

と、何となく伝えておいた。

ちょっと嬉しそうなターチン。

 

50才くらいで、早期リタイアとか聞くけど、

それが40才くらいでも良いかもしれない。

今まで、大学出てから戦場みたいなところに

いて、

せっかく今、落ち着けたかと思いきや、

やっぱり会社の経営に関わって

利益、利益みたいになっているし。

 

そうじゃなくて、じっくり人を育てたり、

文化的なことを究めたり、すれば良いよね。

大学院行ったって良いのだし。

何だって出来る。自由に生きたら良いのに。

 

多嘉良は、親、家(親族)というものを

大事にしていると思うし、それが呪縛ですら

ないのだろうけれど。

 

私の病気に対しても、飛び込んで来るというか。

病気の妻を介助することに、縛られたい

という心理がある、気がする。

それで安心している。

そりゃそうよ、病気の妻は、あなたを裏切らないからね。別に病気じゃなくても、愛は裏切らないけどね。

 

多嘉良って、根本的に愛を疑ってると思う。

揺るがないものを求めて、本当に揺るがないのかチクチク刺してみて、調べている感じ。

 

会社、辞めたら

一緒に散歩しよう。

河辺や海辺を、ゆっくり歩こう。

図書館に通って、のんびり過ごして

映画を観たり、ピアノ弾いたり歌ったり

本を読もう。

 

と、言ったら

うっとりした、遠くを見る目で幸せそうに

していた。

 

まあ、多嘉良が、本気でお父さんの会社を

ポイするか、知らんけどな。

多嘉良を頼っている社員さんもいるわけで。


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多嘉良に、クリスマスプレゼント。

ブランドのオンラインショップに注文したジャケット。

(手帳に描いてたやつ)

オンラインだと、試着なしだけど

ほーら、ピッタリ。

好みにうるさいターチンも、気に入っていた。